ハプンとハピネス、そして僕。または俺

5月51日をきっかけにはじめた、中水かおるのメモ日記。タイトルは、ハピネスの語源のハプンから。

ネイルの効用


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朝、仕事に出掛ける前。鏡台の下に納めていた箱を開けると、いろんな色のマニキュアをとりまとめた箱だった。爪が痛みそうで、この数年塗ってない。爪も伸ばさず、指のかたちに切り揃えててるから、魔法かけるみたいな妖艶な指先にならないので、マニキュアが映える感じでもないのです。

 

忘れてたなぁ、まだ使える?と、にょきにょきと並んでるマニキュアから、おもむろに一本を取り出して、塗る。すると、色がほんときれいにのって、思いの外、指が華やいだ。これには、自分でも驚く。シンプルにうれしい。

 

よく、ネイルを付け替えた人が、写真にのせているのをお見かけするけど、その気持ちがわかる! 去年、プロジェクトに参加してくれてた男子学生が黒ネイルを塗っていて、それがとてもかっこよくて、それは見るたびに真似したいなぁと思ってたんだけど。今朝塗ったのほ、ピンクベージュのふつうのネイル。それが、自分の気持ちを上げてくれたので、正直驚いてる。日中も指を見ると、ふわっと風が吹いた時のようにほのかにうれしくなるのね。自分の指先に色があると、ほんのり気持ちが豊かになれる、そんな一日。

 

とはいえ、進んでいると思っていたことが進んでいなかったり、いろんなさざめきがある中で、爪に色を塗ったことは、無目的なことだっただけに、思わぬ効果があって私にはいいことでした。頭の先からつま先まで、いろんな先が、自分の身体にはあるけれど、ふだん考えてもいないそれらのことを意識するきっかけにもなって、面白くありがたい。